続き
霊界をさまよって成仏しにくい霊
霊界は厳しい世界ですから、できるだけこの世に早く帰ってくることが救いの道です
現世に生きることがどれだけつらくても、霊界の苦悩に比べれば楽なものです、
この世ほど素晴らしい世界は霊界にはありません
死者の霊はひとときも早くこの世界に再生される方が幸せです
得度を得て成仏することが再生への近道なのですが、死に方によってはなかなか成仏しにくい霊があります
もっとも成仏しにくい霊は自殺霊です
自殺霊の多くは不成仏霊、浮幽霊となって霊界をさまよっています
しかも、その殆どが地獄と呼ばれる世界で喘ぎ、苦しんでいます
もっとも霊界は楽しい所ではありませんが、、、
地獄はとてもつらいものが待ち受けています
冬の夕方の4時から5時くらいの暗闇です
荒涼とした原野の沼地を、両足におもりのようなものをつけて、泥水のなかに腰までつかりながら、ドボンドボンと音をたてて、ただ霊界に辿り着くのを夢見ながら、くる日も来る日も来る日も歩かなければならないのです
自殺は瞬間的に自分が楽になれると錯覚するだけで、死後は苦痛の連続です
現生よりははるかに苦しい世界にあえて行くのだということを認識すれば自殺は出来ないはずです
しがみついてでも現実の寿命を全うすべきです
いじめによる子ども達の自殺者が増えていますが、周囲の人達は死後の世界の恐ろしさをもっともっと子供達に語ってあげるべきでしょう
死後の世界を美化することは大きな間違いだからです
次に成仏しにくいのは火や水で死ぬ人です
この場合は自殺であっても、事故死であっても
成仏しにくい霊です
火や水は神聖なものです
人間は火や水はなければ生活を営むことができません
これは仏様が私達に授けてくれた最大の贈り物です
生まれた時に産湯を使い、また後は長年現世でついた汚れを清める為にも火や水は使われます
火や水による自殺ではないとしても、はからずも火や水に巻き込まれてしまって亡くなった場合もやはり成仏しにくい霊であり、遺族は一生懸命に供養をしてあげないとなりません
絶対に火や水で入って死んではいけません
火や水で自殺した仏様は一番成仏しにくく、死後は倍加する苦悩にあえぎます
さらに現生に重い未練を残しながら死出の旅にたつことになってしまった人もなかなか成仏できません
子供を置いて死ぬ母親、これだけは完結させようと願いながら完成できず途中で死んだ人、あの人の仇をとるまでは死にきれないと思いながら死んでいく霊は成仏しきれず浮遊していることが多いのです
また愛する人に先立たれ、毎日涙ながらに
私を遺してなぜ死んだの、どうしてなの
と仏壇の前で問いかけられると霊は、後ろ髪をひかれ、成仏したくても出来ずにさまよいます
どんなに悲しくても、仏様のことを思うならば、
なぜ、なぜ、❓の問いかけはやめなくてはいけません
1日も早く成仏してね、得度してまたこの世に戻ってきてとか
後のことは私達に任せなさい
みんなでやってあげるから
とか子供のことも心配しないで、力を合わせて生きていくからなど
そのような言葉の方がどれだけ大事なことでしょう