続き
一杯の水と一本の線香で仏様に語りかける
自殺霊は自分の身内や知り合いなど周囲の人達にすがりついて、自分の存在を明らかにし、仏様になる為に早く得度させて欲しい、
供養して欲しいと懸命に働きかけています
家庭の中に起こるさまざまな災難はそのような成仏できない霊が頼ってきて早く成仏させて欲しいと訴えていることが多いのです
簡単に出来る供養の方法は、(一杯のお水と一本の線香と、語りかけ)です
亡くなった方が生前好きだった食べ物とお花などを供えてあげるだけでもよいのです
忙しい時は毎日でなくてもいいのです
気がついた時に仏様の前に手を合わせるだけでも供養になります
水でなくなった仏様にはいつも熱いお茶を供えてください
ご飯もほかほか湯気のたっている間にあげると喜ばれます
南方で戦死した方には
水を供えて
火で亡くなった方にも水をたっぷり上げるとよろこばれます
火傷の薬を供えてあげるとなおよいでしょう
物資のない戦争中に亡くなった方は非常に食べ物を要求してきます
衣食住の中で食がもっとも大事だからでしょう
リッチな食べ物でなくていいのです
大根やじゃがいもの煮付け、ワカメの味噌汁のような日常食べているものも供えてください
魚や動物のダシで作ってしまった料理は、仏壇のなかに入れさえしなければよいのです
仏壇の脇に小さな台を置いて供えてやることが大事です
親が若い頃に子供を亡くすとどうしても次の子供に手がかかって、供養がなおざりになりがちです
子供の不成仏霊が多いのもそのためなのでしょう
例えば4歳ぐらいの可愛い盛りの仏様には、クッキーや飴、チョコレートなど、うつくしい紙や銀紙に包まれたものを供えてください
他には、お絵描きが大好きな頃ですから、クレヨン、鉛筆、画用紙、ノートなどを大変欲しがります
もっと小さい赤ちゃんの場合は何か手に持って遊べる危険でないプラスチックせいの家庭用品などが良いでしょう
どんな仏様も例外なく喜ぶご飯は煎茶で炊き上げたご飯です、
お米を研ぎ、茶飲み茶碗一杯の濃いめの煎茶を入れて炊き上げたご飯に、塩を
パラパラとふりかけ、熱いうちにお供えしますと、仏様は大変喜んでくれます
仏様は決して大そうな供養を期待しているのではなく、毎日のささやかな愛情を求めているのです
忘れないでね、ここにいるよ、
といつも生きている人達に語りかけていたいのです
亡くなった霊を心から慈しむ心さえ有れば
温かな供養ができるはずです
本は1989年に出版されたものです
古いですがその頃には霊界のことを伝えてる宜保さんが
いらっしゃったのですね
おやすみなさい